ポン・デザール

Pont des Arts-1 Pont des Arts-2

パリのポンデザール(芸術橋)は、愛の南京錠(恋人たちが永遠の愛の象徴として恋人がお互いの名前を書いた南京錠をフェンスや門扉、橋などの公共施設にかける儀式)の場となっています。私が訪れた2013年1月には、写真のようにまだ隙間があるものの、ところ狭しと鍵だらけになっていました。ロマンチックだと言う人もあれば、景観を損ねると批判の声も。そう言えば、1993年に初めてパリの街を訪れ、セーヌ河下りで船に乗った時、ポンデザールの下を通っているはずですが、どうだったかな?

1987-89年にシテ島にあるエコール・デ・ボザール(国立芸術学校)に2年間留学していた連れ合いに聞いてみると、” 鍵があったかも知れないけど、こんなに沢山は無かった ” とのこと。どうやら欧州で20世紀初頭から戦争でなくなった恋人を追悼するため、橋に錠をかけるという行為が始まったらしく、ここポンデザールでは、2010年頃から急に増え始めたようです。

わたし自身はもうそんな事はしませんが、”若いカップルたちが愛を誓って鍵を掛けた”ならば、見る人によっては”全くしょうがない”行為であっても、なんだか微笑ましくもあるなぁ、と思うのでした。

※追記:2014年6月、ポンデザールは、愛の南京錠の重みに耐えきれず、一部崩壊してしまったそうです。その後、2015年6月に、ユネスコの世界遺産にも登録されているセーヌ川、および、歴史的建造物を含むこの地域一帯の景観を損ねると共に、橋を訪れるパリ市民や、ツーリストらの安 全性をも考慮しなければならないという理由から、パリ市は、南京錠、およびフェンスの撤去に取り掛かかったそうな。そして、金網を撤去し、ガラス板に変更し、現在は南京錠は掛けられないらしい。けれど気になって調べてみると、ブログで2016年4月のポンデザールをリサーチしている方が。それによると、未だに街灯や鉄の柱の「こんな所に?!」という箇所に南京錠を掛けている人がいるらしく、恋人たちの執念に、またクスッと笑ってしまったのでした。

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