オランジュリー美術館-2017

モネの睡蓮を観に、パリのオランジュリー美術館へ。

2012年より仕事で毎年パリに滞在するようになったので、なんとなく最近来た気分になっていましたが、実際は、なんと学生だった二十数年前以来、でした。オランジュリー美術館は、コンコルド広場の隣、テュイルリー公園内にセーヌ川に面して建っています。もともとはテュイルリー宮殿のオレンジ温室(オランジュリー)でしたが、1927年、モネの『睡蓮』の連作を収めるために美術館として整備されたそうです。まさしく、モネの睡蓮のための空間です。

 

画像ではコントラストが強く見えますが、実際はもっと柔らかい色合いです。

中心辺りの水に浮かんだ睡蓮の葉が人の目のように見えて顔が浮かび上がってきませんか?隣に居た夫に「顔に見えない?」と言ったら、「見えないけど。なんでも顔に見えるんだね。」と言われました。

大胆に立体的に睡蓮が浮かび上がって見えます。

モネは、1883年からパリの北西70kmの美しい村ジヴェルニーに移住し、ここに家を建て、庭を造成したそうです。家の前には色とりどりの花が咲き乱れる「花の庭」を造り、1893年には家の敷地の道路を隔てた隣の土地を買い、「水の庭」を造りました。「水の庭」には、池を作り睡蓮を植え、この自分がつくり上げた幻想的な庭で、モネは睡蓮の池の前で季節ごとに移り変わる光と睡蓮のある景色を描いたのでしょう。

メゾン・エ・オブジェでの仕事が無事に終わったら、ジヴェルニーの庭を訪れる予定です。

それにしても、近頃はフラッシュをたかなければ美術館でも写真を撮り放題なのですね。皆、スマホでバシバシ撮っていました。きっと自分のSNSでご披露するのでしょう。

睡蓮の前でダンスしている様子をビデオに撮っている女性がいて、ちょっと驚きましたが、もはやなんでも有りなのか、注意もされていませんでした。確かに踊りだしたくなるような空間ですものね。そんな現代の様子を見たら、モネもびっくりでしょうね。

真ん中辺り、絶対、顔に見えますよ。

天井を見上げると、、、。とても幻想的。パリに居ることを実感する瞬間でもあります。

人が居ないショットを狙っていますが、本当は結構沢山の人がこの空間に居ます。ご年配の方々は、真ん中の椅子に陣取って座っています。そして私たちも、、、。

ああ、素晴らしい。モネは生きている内に画家として大成功を収めました。家族にも恵まれ、どんなに幸せだったことか。

アーティストに付き纏う苦悩は別として。