雨ニモマケズ

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を7歳の娘に紙に書いてもらい、それを布にトレースして、母である私が刺繍をしました。
左利きの娘ですが、小学校に入ってから、字はなるべく右手で書かせています。そのせいか、なかなかキレイな字を書く事ができないでいる娘。でも、「ママが刺繍するからね」と言うと、張り切って、升目にめい一杯大きな字で書いてくれました。力は入りすぎて、何度も鉛筆の芯を折りながらも、最後まで手を抜かずに書ききってくれました。まだ習っていない漢字は、パパが教えました。
娘が書いた「雨ニモマケズ」の字を布に写しながら、まだ「はらう」ことを知らない字体が、時には「絵のようだ」と思いました。
縫いながら、何度も何度も、「雨ニモマケズ」を声に出して読みました。

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラツテイル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイイトイイ
北ニケンカヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイイ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
ソウイウモノニワタシハナリタイ