生活の美をめざして

「北欧 民藝 すがたかたち」展の準備

なぜ、わたしたちが古民家渡邊家で個展をさせていただくことになったのか?
それは、前々から家主で織物作家である渡邊恵美子さんから、
「そろそろ茅葺き屋根を吹き替えなくてはいけないのだけど、資金がねぇ、、、、、。」
というお話を聞いていたことがきっかけです。
それには、多額の費用がかかるので、恵美子さんは「ん~、どうしようかなぁ、、、」と頭を抱えていました。
恵美子さんの家におじゃますると、いつも、代々受け継がれて来た日本家屋は美しいなぁ、としみじみ思います。美しいとわたしが感じるのは、ただ「表面的にキレイ」なのでは無く、古くても大切に使い込んで来た「味」、住む人や世代によって変化しながらも、受け継がれてきた家全体から発する佇まいに「美しさ」を見いだすのです。
「冬は寒いわよ~」と言う恵美子さん。余りの寒さに布団でドベを作って寝るそうです。それでも、大谷石で囲んだいろりや、座敷から眺める四季折々の変化を楽しめる庭、内と外の境界線を感じさせない木の引き戸など、、、を「羨ましい!」と思わずにはいられません。そういえば、余りにも手が届きそうにないので忘れかけていましたが、わたしの夢の一つは「古民家再生」。それはさておき、、、、、

3.11の大震災で、多くの民藝の産地である東北、そして地元の益子が大きな被害を受けました。微力なわたしたち(すがたかたち工房)ですが、「生活の美」民藝が人々に見直され、愛される事が益子、ひいては東北の復興と新しい理想の国づくりに繋がると信じ、ものを作ると同時に、民藝がめざした「生活の美」を伝える役目を今後の活動のテーマとして少しづつながらも継続して行くつもりです。
今回は、作品の展示即売の売り上げの一部をその費用に充てる事で、少しでもお役に立てればと思っています。

北欧の優れたデザインの陶磁器や、民藝家具を茅葺きの母屋の展示空間に取り入れ、その中ですがたかたち工房が手づくりした「木と布のLiving Art」を一緒にご覧いただき、「生活の美」を味わっていただく趣向です。

今、知る限りのメディア関連の方(ほんの僅かしか居ないのですが、、、)にお声を掛けて、情報の発信、取材、宣伝をお願いしています。

~個展INFO~

NHK “美の壺” で紹介された会場の渡邊家は、日本民藝館の石瓦を葺いた大谷の石屋さんです。江戸時代に建造された見事な自邸にも石瓦の門、石蔵、庭、茅葺きの母屋があります。柳宗悦も大谷を訪れて感激したに違いない古民家での個展です。今回は北欧陶器のランプに合わせて仕立てたパッチワークのシェード、松本民藝家具の椅子用キルトクッション、北欧食器に調和した木のトレーなど、すがたかたち工房が制作した、「木と布のクラフト」を民藝とスカンジナビアンデザインと一緒にご覧下さい。

会期中の週末は、 “民藝復興”をテーマに北欧食器のコレクターでもある高橋靖史氏によるお楽しみトークを行います。「美の壷/大谷特集」でも紹介された、かやぶき古民家渡邊家の土間で、北欧ヴィンテージのコーヒーボットや、カップ&ソーサーでお飲みいただくコーヒータイムに是非ご参加下さい!!

北欧食器で楽しむコーヒー&トーク “民藝復興” 話し手 高橋靖史  11日(土),12(日) の随時 500円

先週から、6月7日スタートの工房展に向けての準備をいよいよ始めました。
北欧ヴィンテージのランプスタンドが、デンマークより届き、イメージ通りで感激。
只今、すがたかたち工房には、北欧からの素敵なヴィンテージ品が多数届いております。
古民家渡邊家での工房展にて、工房で制作した物たちと一緒に展示即売しますので、ご期待下さい。